創立者のプロフィール
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小堀  鐸二こぼり たくじ
■略歴
  1945年 早稲田大学卒業
  1954年 京都大学助教授
  1962年 京都大学教授
  1984年 京都大学名誉教授
■主な歴任
  日本建築学会会長
  日本学術会議会員
  国際構造制御学会(IASC)会長
  建設省建築技術審査委員会高層部会会長
  通産省原子力発電技術顧問会(建築構造)会長
  (株)小堀鐸二研究所代表取締役社長
設立理念
-世紀を超えた挑戦と新たな使命(創立20周年のメッセージ)-
  実際に役立ってこそはじめて完結するという工学の使命に対する認識から、アカデミックな学究の場を離れて、当研究所を設立して早20年が経過した。今思い起こせばこの20年間、私の中には特に、大学時代の研究成果から発想した「制震構造」の実現に対する強い意志・使命感のようなものが存在していた。幸いにも研究・解析・設計など、夫々の分野を得意とする若手スタッフと協働することができた。今や、次々と建設される超高層ビルにおいて、制震装置がその必須アイテムとして備わっていると言っても過言ではあるまい。
  「制震構造」という新領域は、構造物が崩壊しなければよいとした従来の耐震構造のねらいを超越し、構造物の揺れを抑えるという、より高い居住性の次元での新しいニーズに対する解答であった。その開発を進めるにあたり留意したことは、制震装置の開発という行為を単体で捉えるのではなく、震源・波動伝播・構造物と地盤の動的相互作用・複雑な建物の応答までの事象を一貫して検証する、総合的な研究・解析と装置の開発の一体化である。すなわち、地震に対する技術全般を対象とした、総合エンジニアリングというスタンスを規範としたのである。
  しかし、大きな地震は未知の要因も多く、発生するたびにハード・ソフト両面の新しい事象を見つけるにつけ、まだまだ研究すべき課題が多いのも事実である。さらなる技術の高度化を図り、防災・減災に寄与することにより、社会へ貢献したいとの熱き思いは未だに減退することはない。
2006年6月
小堀  鐸二